久々の投稿です。
昨年末、親戚の結婚式のため南インド、タミルナードゥ州へ行ってきました。
インドの結婚式というと、とても派手でゴージャスなイメージですが、
南インドの結婚式は北インドと比べるとシンプル。
様々な慣習に従って厳かに(といっても生演奏の音量が半端ないのですが…)執り行われました。
あまりに多くの準備や慣習があるので、
今日は、結婚式に向けて行われる儀式のひとつ、mahurathakalについて。
結婚式の数日前、朝早くから近所の女性たちが集まってきました。
その手には、色が塗られた長い竹の棒。
これは、結婚式が無事執り行われるようにとの願いを込め、
結婚式までの数日間、目印として入り口に立てるためのものです。
棒の先に花や葉っぱなどを付け、
集まった女性たちと祈りをささげ、地面に開けた穴に埋め込みました。
火を焚き、ココナッツを割ってココナッツウォーターを注ぎ入れ、
ミルクを捧げ、花なども穴の中へ…
ひとつひとつに深い意味があるのでしょうが、詳細は分からず。
ただ、皆が祈りをひとつにする様子を見て、いよいよ結婚式の幕開けだ!
というような緊張感が感じられました。
誰が見ても、一目瞭然。
結婚式を間近に控えた家族の家です!
まさに、これが結婚式の幕開けでした。
もちろん結婚式に向けてのショッピングなどはすでに始まっていましたが、
これを機に、毎日のように様々な儀式が行われ、本格的な準備が開始されます。
準備の様子はまた後程。
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