以前も国際結婚についてブログで触れたが、
厚生労働省の発表によると、2009年の国際結婚率は約4.9%。
100人いたら、約5人は国際結婚。
2007年の約5.6%からは減少しているものの、
ここ20~30年で飛躍的に増加しているのは事実である。
先日、友達がこうつぶやいていた・・・
「やっぱり国際結婚の方がいい気がするな~」
「お互い初めから違うんだって思えるから、お互いを理解しようとするだろうし・・・」
確かにそれは当たっているかもしれない。
以前も書いたけれど、広義での異文化とは、
異なる国や民族間の中だけに存在するものではなく、
異なる環境で育った個人と個人の間に存在するものだと思っている。
しかしながら、同じ日本で生まれ育った日本人同士よりも、
顔や言葉など、目に見える違いがはっきりしている国際結婚カップルの方が、
個人の違いをより実感し、
それを尊重し理解しようという心構えが出来やすいのかもしれない。
しかし、一方でそれがマイナスになることもある。
「やっぱり外国人だから仕方ない・・・」
「インド人感覚だからこうなっちゃうんだ・・・」
そうやって、理解しているふりをして、あきらめてしまう。
そうやって、自分と違うということを何かの言い訳や理由にしてしまう。
目に見える明らかな違いがあるからこそ、
それに惑わされてしまうこともあるのかもしれない。
理解しようとする相手は、あくまでも「個人」。
「○○○人」あるいは「外国人」という枠組みに当てはめられた集団ではないのだ。
それを忘れてはいけないな・・・
友達のつぶやきを聞いて、
そんなことを考えさせられた。