インドの宗教 ゾロアスター教


ゾロアスター教・・・

聞いたことはあったが、どんな宗教なのか全く未知の世界。

先日朝日新聞の記事に、インド最大の財閥であるタタ財団のことが書かれていた。

現在のタタ会長(72歳)は独身!

結婚経験もなく、子供もいない。

そんな会長の後継者選びが始まっているのだそうだ。

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なんと、このタタ一族はゾロアスター教徒。

タタ財団創業以来140年ほど、ゾロアスター教徒のタタ一族が継承してきているが、

ここにきて、外国人の後継者を視野にいれているのだとか。

では、このゾロアスター教、一体どんな宗教なのだろう・・・

インドには現在約61,000人のゾロアスター教信者がおり、

Parsi (パールシー)と呼ばれている。

936年(or 716年)、彼らの祖先はイスラム支配を逃れて、

現在のイランからインドのグジャラートへ移住。

素朴な農民生活を送っていたそうだ。

しかしイギリス進出後、イギリスがマイノリティーのParsi をサポート?利用?

その後、東インド会社によって力をつけた彼らは、マハーラーシュトラ州ムンバイに移り住み、

貿易を中心に財力をつけていくことになる。

Parsi は富裕層が多く、教育や文化度が高いと言われるのも、

このような歴史が関係しているのかもしれない。


一方、タタ会長も独身で子供がいないように、

Parsi の人口は減少傾向にあるのだそうだ。

実は、ゾロアスター教徒になれるのは、ゾロアスター教の父を持つ者だけ。

異教徒と結婚した女性は信仰を捨てねばならない。

つまり、父親からのみ受け継がれる宗教なのだ。

また、生活水準の向上に比例し少子化傾向が進んでいるとのこと。

先述の朝日新聞の記事によると、

「狭い世界では結婚相手を見つけるのは難しい。

25%は独身のまま生涯を終える。」のだそうだ。


最古の世界宗教の原型と言われるゾロアスター教。

その開祖はザラスシュトラ(ゾロアスター)。

別名「拝火教」と呼ばれ、聖なる火を尊び、

全ての寺院には、ペルシャから運ばれた炎から分けられたといわれる

“神聖な炎”があるのだそうだ。

また、鳥葬を行う宗教としても知られている。

ムンバイにある“沈黙の塔”(Tower of Silence)では、

神聖な炎を使う火葬ではなく、

現在も鳥葬が行われているそうだ。


最後に、Parsi の人々の生活や寺院が撮影されたyoutubeの動画を。

気になる方は是非Parsiana 2/3 & 3/3 も探してみて下さい。

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