心配される宗教衝突Ⅱ 分割所有判決下る


昨夜、ダンナサマはインターネットニュースにくぎ付け。

なぜなら、インド北部ウッタルプラデシュ州アラハバード高裁にて

歴史的な判決が下る日だったから。


ウッタル・プラデシュ州アヨディヤ。

そこは、ヒンドゥー教徒にとってはラーマ神(最高神ビシュヌの化身)が生まれた聖地。

イスラム教徒にとってはモスクが建立された、神聖な場所。

(詳しくは9月30日のブログをご覧ください・・・)


昨日30日の判決では、この地の分割所有の判決が下った。

“All three sets of parties — Muslims, Hindus and Nirmhoi Akhara —

are declared joint holders of the property in dispute”

つまり、

3分の1をムスリム、

3分の1をヒンドゥー、

3分の1をヒンドゥーの宗教組織である Nirmhoi Akhara

というように分割して共同所有するよう判決が下されたのである。


ラーマ神を祭る寺院を建てようとしている土地がヒンドゥー側の所有となったこともあり、

ヒンドゥー側はこの判決に満足している様子。

ヒンドゥー至上主義団体の代表は、以下のようなコメントを発表。

”この判決は勝ち負けではない。誰の勝利でも敗北でもないのだ。

過去の敵意を捨て去り、今こそ国の結束のために前進する時である”

一方、イスラム側はコメントを避け、最高裁に上告するとのこと。


この判決を前に、政府は全国に数十万人の警官等を配備。

過激派による扇動的なメールが出回ることを懸念し、

メールの一括送信サービスも停止する措置をとった。

インド各地で会社が休みになったり、午前中だけで帰宅したりと、

全国に緊張が走ったのである。

最高裁に上告ということは、今後も引き続き緊張は続くだろうが、

忘れてならないのは、大多数の人々が平和を求めているということ。


両宗教の信者たちによる平和集会が行われたり、

ボリウッドの俳優・女優たちが平和を求める呼びかけをしたり・・・

ヒンディー語は全く分からないが、

最後の方で俳優のZyed Khanが言った言葉が耳に残った。

“Most importantly, I think, all of us sitting in this room together are our brothers and sisters,

born to the same mother, and that mother calls India”

Share

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です