心配される宗教衝突 今日判決!


数日前から、ダンナサマはピリピリしている。

今日もインドに連絡を入れ、この2日間は外出しないよう家族に告げた。

地域によっては、この2日間全てのサービスが休止。

それだけ人々は敏感になり、今日の判決後に起こるだろう暴動を心配している。

 

インド北部のウッタル・プラデシュ州アヨディヤは、ヒンドゥー教徒にとっては聖地。

昔から巡礼の地として大切にされてきた場所なのだそうだ。

しかし、その後イスラム勢力が増し、その地にモスクが建てられた。

今ではイスラム教徒にとっても、この地は宗教的に大切な場所となっている。

このモスクを巡って、長年、イスラム教徒とヒンドゥー教徒との間に

様々な宗教衝突が繰り返されている。

このバブリ・マスジッド・モスクが建立されたのは16世紀!

いかに長い間、宗教観闘争を繰り返してきたのかが分かる。

 

宗教間での対立で最も大きなものは1992年の事件。

過激なヒンドゥー教徒がこの地に集結し、イスラム教徒と暴動に。

そして、このモスクを破壊してしまったのである。

 

そして、この事件は様々なところに飛び火した。

ダンナサマもこの頃のことは忘れもしないという。

タミルナードゥ州コインバトールの街中を歩いていたダンナサマ。

しばらくすると、自分が歩いて来た方向から大きな爆発音が。

あと10分遅れていたら、爆発に巻き込まれ命はなかったそうだ。

だからこそ、今回の判決にもピリピリしているのである。

 

今日、2010年9月30日、

このモスクが立っていた土地の所有権に関する判決が

ウッタル・プラデシュ州アラハバード高等裁判所において下される。

つまり、どちらの宗教に属するのかが決まるのである。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/200528

多くの人々は、その土地の所有権よりも、

その後に過激派によって起こるであろう暴動を心配している。

1992年のような、死傷者6000人ともいわれる流血の惨事が再び繰り返されないよう

祈るばかりである。

 

ちなみに、この1992年の事件は、

インド映画 「Bombay」 や 「Slumdog Millionaire」 にも描かれている。

それだけ、インドの人々にとって忘れられない大きな事件なのであろう。

興味がある方は、是非「Bombay」という映画を見て欲しい。

160-652

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