Pressure と Suicide 2


先週、韓流スター自殺のニュースが報道された。

韓国では芸能人の自殺が続いているらしい。

日本の自殺率が高いことは世界に知られているところだが、

WHO2009年の調査によると、日本の自殺率は世界6位。

韓国は9位。ではインドは・・・?


今日のタイトルは喜ばしいものではないが、

インドと自殺に関するJAPAN TIMESの記事を紹介したい。


先ほどのWHO調査によると、インドは47位。

ただし、これは人口10万あたりのパーセンテージを調べたもの。

実際の自殺者数を知って驚いた。

JAPAN TIMESによると

2007年の1年間で122,637人。

つまり1日に約336人が自殺している計算になる。

しかも、そのほとんどは30歳以下の若者。

一体どうして???


統計によると、毎日5人の若者が試験に落ちた後に自殺している。

試験に落ちたぐらいで?

そう思うかもしれない。

しかしインドの家庭において、子供への期待、成功してほしいと願う気持ちは

豊かな暮らしをしている私たちには測り知れないものがある。

なぜなら、子供の成功は、そのまま日々の生活に直結してくるからだ。

もちろん全ての家庭がそうではないが、

ある家庭によっては、

子供の成功は毎日の食糧に困ることなく、清潔な衣類を身につけ、

電気も水道もトイレも問題のない住居に住めることに結びつく。

つまり、家族、親類みんなが貧困から抜け出せるかがかかっているのだ。


以前、”3 idiots” という Bollywood 映画を見た。

工科大学で勉強する主人公たちを描いたコメディー映画なのだが、

その中にも、友人が自殺を試みるシーンが出てくる。

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友人の家庭は貧しい。

母親は病気の父親を看病しながら、

暗い狭い家で、なんとか日々の生活を送っている。

彼が大学でよい成績をおさめ、よい会社で働き、成功する。

そしたら、父親の薬代だって払えるし、

日々の食糧にも困らない。

ある程度お金があれば、妹?姉?も結婚できる。

家だって、明るくて広いところに移れるかもしれない。


でも、彼が成功しなければ

生活は今のまま・・・

父親も回復せず、妹?姉?も結婚できないまま・・・

苦しい生活からは抜け出せない・・・

事実、日本でITエンジニアとして働きに来ていたインド人たちも、

つつましい生活をしながら、毎月実家へ仕送りをしていた。

弟・妹の学費のため、病気の親の薬代や手術代のため。

あるいは、新しい家を建てたり増築したり・・・

子供の成功は、豊かな生活へのパスポートなのである。


親や親類からの大きな期待。

その期待に応えられなかった時の挫折と絶望感。

それは測り知れないものがあるに違いない。


もちろん自殺は、このような家族からのプレッシャーや教育システムによるものばかりではない。

都会で広がる核家族化。

昔ならば多くの親戚が一緒に子供を育て見守っていたが、

今では、共働きで忙しく子供と話す暇もない両親が増えてきているそうだ。

コミュニケーション不足も大きな原因としてあげられている。


1回きりの与えられた人生。

彼らの絶望感は私には測り知れないが、

これからの長い人生、悪いことばかりではないはず。

自分からピリオドを打つのだけは思いとどまって欲しい・・・

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2 thoughts on “Pressure と Suicide

  • Becky

    子供に期待をかける理由もいろいろなんだ! 日本では子供の幸せを願って、良かれかしと考え、子供の将来に期待するのかな? 挫折しても、次の人生ありーーなんて悠長なこと言っておれない緊迫した状況理解できるね。インドの場合、今は若者に選択肢が限られているようだけど、経済発展とともに緩和されるといいね。